
女性と話していると「あれ?なんか話が盛り上がらないなあ」と思う事はありませんか?
なぜか突然女性のテンションが下がってしまったり、不機嫌にさせてしまったり…
それは「女性の心理」「女性の性質」に対する理解が足りないからかもしれません。

女性の考え方は男性とは全く違うものです
そこを理解せずに、男性同士で話す時と同じように接していては決して会話は盛り上がることはありません。
今回は女性と男性の心理・性質の違いについて解説します。
男性脳と女性脳の違い
男女の会話のギャップが生まれる原因は、男女で考え方が違う事から起こります。
結論から言えば、基本的に「男性は理論ベース」「女性は感情ベース」ですべての物事を考えています。
「理論」と「感情」はほぼ正反対の意味です。

正反対の考え方を持つ者同士が相手のことを考えず一方的に話しても、会話が弾むわけがありませんよね
女性の脳は物事を「直感」「感性」といった感情ベースで考えます。
女性ははるか昔より集団生活をする状況が多かったため、他者の感情を読み取り、相手とうまく感情を通わせ共存する能力が発達しているのです。
そのため、多くの会話を重ね、「自分に同調してくれる、自分に似た相手」に対して仲間意識を持ち信頼する傾向にあります。
また、抜きんでるよりも和を乱さず共感・協調する「みんなと同じ」であることを求めます。
例えば女性のファッションには毎年明確な流行がありますよね。

何かが流行ると、多くの女性たちが似たような服やメイクをしますが、女性特有の「協調」する性質から来ています
協調・同調することで安心する傾向が強いのです。
一方、男性脳は「理論的」に物事を考えるようにできています。
男性は、はるか昔から狩りなどの仕事やタスクを迅速に解決する必要があったため、理論立てて効率よく結論を出す能力が発達しています。

競争意識も強く「1番になりたい」「誰よりも先に」と考える傾向にあります
そのため、男性は具体的な解決策や結論をすぐに求める傾向にあります。
「会話を重ねてコミュニケーションを図りたい」と考えている女性に対し、「効率的に短時間で会話の結論を導き出したい」と考えている男性。
このように、男性と女性の脳はほぼ真逆の思考をするようにできているのです。
女性の感情的会話を論理的に解釈する
男性は「解決」「処理」を求めていますから、人との会話もある種「目的意識」を持っています。
「この話をどう解決するか」「この話をどう綺麗に落とすか」という心理が働きます。
そんな男性からすると、女性との会話では相手の本心が分からないことがあります。
ですが、実はそう難しい事ではありません。
女性と話す時は、会話に対する「目的意識」「解決意識」をいったん停止させればいいだけです。
女性にとって会話は「コミュニケーションそのもの」であり、会話すること自体が目的であって内容や問題解決に関してはそこまで重要ではありません。

女性に多い「オチの無い話」や「たわいもない話」はこういう考え方によるものです
ただただ話しているだけで気分は盛り上がりますし、長く話せば話すほど信頼も深まっていきます。
女性は会話に対して「結論」や「解決」なんて望んでいないのです。
そんな女性との会話に対して男性が心がけることは「相槌」と「感情の共感」をすることです。
例を出して解説します。
まずはダメな会話の例から見てみましょう。

この間すごくおいしそうなチーズケーキのお店見つけて…

へえー。で、おいしかったんですか?
女性の会話がまだ出だしにもかかわらず、男性はもう「話の結論」を聞いています。
先述しましたが、女性にとっては会話すること自体が重要です。
お店を見つけてから実際に行って食べたというところまで、一連の過程を話したいのです。
ケーキがおいしかったかどうかはさして重要ではありません。
にもかかわらず男性が結論を聞いてしまうと、会話が一気に終着点まで行ってしまいます。
男性の望み通り会話は解決しますが、女性には「話したいことが話せなかった」というモヤモヤが残ります。
これが2回3回と続けば「会話が盛り上がらない、つまらない男」と認定されてそこで終了です。
それでは次は良い会話の例を見てみましょう。

この間すごくおいしそうなチーズケーキのお店見つけて…

いいですね!チーズケーキおいしいから好きです!それでそれで?
「いいですね!」と「チーズケーキが好き」という点に同調し、最後に「それで」と会話を促すことで「話を聞いている」「あなたの意見に共感している」「聞いてるから続けてどんどん話して」の3つをクリアできます。
ここまですらすら出てこない口下手な男性は、「うんうん、それで」という相槌だけでもOKです。
少なくとも、会話にグイグイ割り込んで結論を聞いてしまうよりははるかにましです。
- 同調する(相手が好きなものを肯定する)
- 共感する(相槌)
- 結論は聞かない(余計なことは言わない)
女性と会話するときはこの3点を意識すると良いでしょう。
男性はコミュニケーション能力が足りないケースが多い
昔から「聞き上手な男性はモテる」と言われています。
これはその男性が女性に対してアドバイスしたり、結論を急がせたりせず、ただただ女性の悩みや相談に対して聞き役に徹して「共感」していることが大きいのです。
モテない男性はこの辺の理解が足りず、「自分をわかってもらおう」「すごいと思われたい」とつい会話の主導権を握ろうとして余計な話を挟んでしまうのです。

男性の多くは、相手のことを考えず一方的に話をしてしまうケースが多いです
婚活を成功させるためには女性の心理を理解し、しっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。
繰り返しになりますが女性が会話の中で望んでいるのは「共感」です。
たわいもない話やオチの無い話の共感して相槌を打ってくれる男性に対して女性は「この人は私をわかってくれる」と思うようになります。

ただ話を聞いて相槌を打つ。たったそれだけで女性の好感度が上がります。
女性心理を理解すれば女性との仲を深めるのはそう難しい事ではありません。
まとめ
男性は「理論」、女性は「感情」で物事を考えています。
女性にとって会話は物事解決の理論的な手段ではなく、会話そのものがコミュニケーションなのです。
女性との会話では、「解決」「オチ」はとりあえず封印し、女性は楽しく話ができるよう相槌と同調を意識してみましょう。
もちろん今回のケースがすべての男女に当てはまるわけではありません。
ですが、少しだけ考慮することで、今まで全く見えてこなかった女性の心理が理解できるようになるかもしれません。