
結婚はゴールではなく第二の人生のスタート。
今年こそは!!と結婚できるように婚活に勤しんでいる男性もいると思いますが、女性から見られる際に気になるのが「年収」の部分ではないでしょうか。
男の甲斐性と聞いてまず頭に浮かぶのが、妻子を十分に養うだけある経済力。
しかし非正規雇用者が増加している昨今、男性でも低所得者が増加傾向にあり、自分一人だけのお給料で家族を養っていく自信がない、経済力に自信がない人たちも多いのが現実。
婚活というフィールドに立っている女性は、男性の経済力をどの程度重要視しているものなのか?
経済力なんて関係ないと考えてくれる女性はいるものなんでしょうか?
婚活男はやはり経済力が重要視される?
”結婚”それは夢物語や人生のゴールではなく、新しい第二の人生の始まり。
女性は男性と比べると、出産や育児などを身を持って体験していくので、様々な物事を現実的に捉え冷静に考える傾向にあります。
資本主義の現代では、お金というものは切っても切れない大切なモノ。
住処とする家を持ち、車を持ち、出産にかかる費用、子育てにかかる教育費、毎月の食費。
これだけ考えても、結婚生活に膨大なお金がかかるのは容易に想像できます。
ということで、男性の経済力を重要と考えている女性は多いです。
収入が少ない男性との結婚を想像すると、『子育てするのも生活するのも苦労が絶えなさそう』と自動的に想像してしまいます。
この資本主義社会では”お金がものを言う”と言っても過言ではありません。
もちろんお金以外の大切なものもたくさんありますが、お金があれば解決・回避できる問題が多い、揉めずに済ませられることが多いのは事実。
お金のありなしで、子供に与えられる様々な機会も変わってくるので、子供には不自由な思いをさせたくないと、経済面をより強く重要視する人も中にはいます。
女性には子供を身ごもり育てるという役割から、母性本能があらかじめ備わっており、保守的&安定志向である傾向にあります。
また女性は妊娠出産育児があると、仕事との両立が難しくなったりと、物理的に制限がかかり思うように働けなかったりもします。
『大切な存在を守りたい』という思いが備わっていることから、この荒波の資本主義社会の中を大切な存在を守りながら生き抜いていくには、男性の年収がいくらるのかというのは女性が重要視してしまうのはある程度仕方のないこととも言えます。
男の経済力はいくら求められる?
婚活をしている世の女性達は、男性に対して一体どのくらいの経済力を求めているのでしょうか。
結婚相談所サンマリエが2018年「婚活の日(5月2日)」に実施したアンケートによると、
女性では『400万円』という回答が1位。昨年の『500万円』・『600万円』同数1位に比べて年収の希望が下がっています。
女性の社会進出が進んでいることから、相手に求める年収の差が年々縮まっていることがわかります。出典元:“「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ)https://www.konkatsu52.com/ank/006/”
女性が結婚相手に望む年収で1番多かったのは400万円という結果になっています。
昔は、女性は就職しても腰掛けで3年くらい勤めたら寿退社をして専業主婦になるケースが多く。
結婚相手として男性に求めるものは「高身長」「高学歴」「高収入」のいわゆる3高とよく言ったものですが、近年は女性の社会進出も進んできており、結婚しても働きたいと希望する女性も増えてきたことから、意外にも女性が男性に求める年収はそこまで高くない模様。
不景気が続くこの世の中、結婚適齢期である現代の20代〜30代の女性で専業主婦になりたいと考える女性は減ってきています。
年収400万円は、男性のお給料だけやっていくには切り詰めないと厳しいけど、自分もパートやアルバイトで働きに出て夫婦共働きでやっていけばやっていける額です。
筆者の周りでも専業主婦希望の子は希少種といっても過言ではないほど、みんな「結婚しても働きに出たい」と言っております。
年収を気にしない女はいるものなのか
結婚相手に求める年収で一番多かった年収400万円よりも年収が低い男は結婚できないのか?というと、そんな事はありません。
先でもご紹介した結婚相談所サンマリエが実施したアンケートの回答では、
『結婚相手を選ぶなら最も重視するものは?』という質問に、『学歴』・『職業』・『容姿』・『性格』・『経済力』・『年齢』・『その他』の選択肢を設けています。男女とも圧倒的だったのは『性格』でした。年々、相手の「中身」を重視した意見が増えています。2位は男性では『容姿』、女性では『経済力』となっています。
また、その他の回答には『フィーリング』・『価値観』・『生命力の高さ』・『総合力』・『尊敬できるかどうか』・『雰囲気』というものがありました。いわゆる“スペック”ではなく、いっしょに人生を過ごしていくための「その人の中身」で相手を選ぶ傾向があるようですね。出典元:“「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ)https://www.konkatsu52.com/ank/006/”
結婚相手に求める年収の2番目に多かった回答は意外にも『こだわらない』でした。
3番目以降になると『500万円』、4番目は『600万円』と求める年収額は上がってはくるものの、”「結婚相手を選ぶなら最も重視するものは?」”の質問で一番多かった回答は「性格」でした。
終身雇用なんて今や幻、いつクビを切られるかわからないこの世の中では、経済力を男性にだけ頼るのは怖いと考える女性は多く、男性に経済力を求めない代わり、共働き前提を見越して、家事をする能力や、一緒に居て安心できる優しさなどを求める女性も多いのです。
女性側からすると、男性の年収は気になるし、あるにこしたことはありません。
経済面も大切だけど、しかし何が起こってもおかしくない現代ではあてには出来ない。
人生を共に支え合い歩んでいくパートナーだからこそ、相手の年収は最低限あれば良し、性格面での相性の方が重要と考える女性は増加しています。
まとめ
女性が結婚相手に経済力を求めるのは、女性の特質上ある程度仕方ないことと言えます。
男性側の年収は400万円あればなんとかなると考える女性が一番多く、不況が続く世の中では、男性の収入だけで生きていくのは心配だと考える女性は昔よりも増えています。
年収はそこそこあれば良し、代わりに性格面で優れた男性を求める傾向に変わってきています。